ファッションと環境問題
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ファッションと環境問題

こんにちは、気になる!ECです。

大量に生み出され大量に捨てられる衣類品

「ファッションは環境を破壊をしている。」

近年、廃棄物に関する注目度が上がっています。大量生産、大量廃棄されているのは食品業界だけではありません。最近ではファッション業界の廃棄物問題にも注目が集まり始めています。

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流行のトレンドファッションが発表される度に流行最先端のデザインの衣服を買い足せば、流行が過ぎた衣服を捨てる機会も当然多くなります。また、私たちが普段何気なくショッピングをするデパートやECサイトの裏側には大量に過剰在庫(顧客の手元に渡る事なく、処分場へ向かうことになる商品在庫、また、その中には、新品のまま焼却処分される衣類もあるそうです。 )を抱えているブランドやショップも多く、現在の日本だけでも衣類の廃棄量は、年間100万トンと言われています。

そして、廃棄された衣類品は焼却され、大量の二酸化炭素を輩出し環境汚染へ繋がっています。
ファストファッションが流行し始めてからは、大量生産が進み、焼却する量もグンと増え、 焼却時には二酸化炭素を大量に排出し、ファッション業界のCO2排出量は増加の一途と辿っているのが問題視されています。
その二酸化炭素排出量は、2030年には約20億8千万トンになると予測されています。
これは一年間に2億3千万台の乗用車から排出されるCO2の量とほぼ同等と言われています。

二酸化炭素排出が増えると直面するのが「地球温暖化」問題です。
気球温暖化により、気温の上昇による人体への影響だけでなく、異常気象による農作物への悪影響や、水不足などの問題を引き起こし、自然や動物たち、私たち人類にも多大な影響を与えます。

どうして衣服は売れ残るのか?

売れ残ってしまう理由として主に以下のようなものが挙げられます。

01ファストファッションの台頭

日本では、1998年にユニクロのフリースが大ヒットしたり、同じ年にスペインのファストファッションブランドであるZARAが進出するなど、急速にファストファッションが広まりました。
低価格で品質の安定したファストファッションは大衆に広く受け入れられた反面、できるだけ低コストで衣類を提供するための大量生産は、余剰在庫を生む原因となりました。
手に入れやすい価格帯から、1シーズンで購入した衣類を廃棄してしまうという、消費者側の問題にも繋がっています。

02流行の先読みの必要性

アパレル業界の根本として、衣類の企画・開発から販売までに半年から1年近くかかることもあり、
流行を先読みしなければならないという構造があります。
そのため需要を予測して発注をする必要があり、予め在庫を確保すべく、大量生産せざるを得ない状況になってしまったと言えます。

03ブランド価値の保全

ファッション業界では、再販・転売を行った際のブランドイメージへの悪影響を懸念する企業もあります。
安易に価格を下げてしまうことで、消費者が衣類の質など商品そのものを信用できなくなり、ブランド価値を下げてしまうというリスクがあるからです。
それによりハイブランドの多くは在庫の衣類をアウトレットやセールなどに回すことが難しく、結果廃棄に繋がるケースが多くあります。

販売側はこれからどうするか?

01捨てる以外の可能性

大量に廃棄される衣類を、再利用する動きが近年高まっています。
2015年9月に国連で開かれたサミットの中で決定された「SDGs(持続可能な開発目標)」は昨今メディアでも多く取り上げられています。この中の「つくる責任 使う責任」という項目にもあるように、生産し、余剰を廃棄するだけでなく、ロスを減らし再利用・リサイクルをするための働きかけを行う企業が多くなりました。

SDGs(持続可能な開発目標)とは何か?17の目標をわかりやすく解説|日本の取り組み事例あり | 朝日新聞 2030 SDGs

例えばユニクロでは「ユニクロの全商品をリサイクルする」RE:UNIQLOという活動を行っています。店舗で不要な商品を無償で回収し、衣服から衣服へリサイクル、衣服から燃料・素材などの資源へリサイクル、衣服をそのまま難民・避難民などの支援へリユース…といったような活用をしています。

RE.UNIQLO:あなたのユニクロ、次に生かそう

02ブランドイメージを崩さない再販の仕方

大量生産された衣類も、ハイブランドの高価な衣類も、一枚一枚作り手の思いが詰まっています。もちろん、売れ残った服がそのまま廃棄されるよりも、大切に着て楽しんでもらいたいという気持ちが大きいかと思います。

ただし、上述したようにブランド価値を大切にするファッション業界では衣類をそのまま再販することが難しい場合が多くあります。

そこで、愛知県の株式会社FINEではブランドタグや選択表示を付け替え、ブランド名が分からない状態で再販するという活動を行っています。
作り手の思いを大切にしながら、消費者に上質な衣類を手軽な価格で提供し、廃棄処分を減らす取り組みは、多くの注目を集めています。

Rename(リネーム) | 株式会社FINE(ファイン)

このように、ただ廃棄するだけではない在庫の活用方法は、今後さらに多岐にわたることでしょう。

03販売方法を見直す

もし、今この記事を読んでいるあなたが、衣服を買う側ではなく売る側の人間だった場合、
余分な在庫を持つことなく販売ができる『無在庫販売』で衣服を販売してみませんか?
現在は、予め売れるかどうかわからない商品を先に大量に仕入れなければならない『有在庫販売』をルールとしているECサイトが業界の大多数を占めています。反対に、受注が入ってから商品を仕入れ配送する『無在庫』は売れ残る商品や在庫を抱える必要がない販売方法で、ファッション業界における環境問題において余剰在庫や廃棄問題を解決に向かう1歩に繋がります。

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