EC,  すべての投稿,  マーケティング,  徹底解説

【完全版】離脱を防ぐEFO対策【カゴ落ち対策】


こんにちは、気になる!ECです。
ネットショップに限らず、コーポレートサイトや集客の為のWEBサイトのほとんどには『問い合わせフォーム』『入力フォーム』がついています。

購入やコンバージョン獲得の為に避けて通れないフォーム入力ですが、実は70%もの方がフォーム入力の途中で離脱してしまっていると言われているのをご存じですか?
今回はフォームを最適化して離脱を防ぐ「EFO」について詳しくご紹介します!フォーム改善はネットショップの売り上げに直結する重要事項なので、ぜひチャックしてみてくださいね!

「EFO」とは?

EFOはEntry Form Optimizationの略で、入力フォーム最適化という意味です。入力フォームを、よりユーザーが入力しやすいように最適化することで、離脱させずにより多くのユーザーをコンバージョンまでつなぐ事ができます。

  • よく聞く「CRO」や「SEO」とは関係あるの?
  • 「CRO」はConversion Rate Optimizationの略称で、サイト訪問者のコンバージョン率をUPするために行う施策全体のことを指します。ですから、「EFO」は「CRO」のうちの1つの施策ということになります。
    「SEO」はSearch Engine Optimization(サイトエンジン最適化)の略で、こちらは自分のサイトがGoogle検索などで検索結果の上位に表示されるように対策することです。なのでこちらはコンバージョン率ではなくアクセス数に直接関係します。しかし、サイトにあった検索ワードで適切に検索ヒットすることで、熱量の高い訪問者を獲得できる可能性も高まる為、コンバージョン率に無関係とは言えない部分です。

    フォームでの離脱率について

    冒頭でご紹介した通り、インターネット上では70%もの方がフォーム入力の途中で離脱してしまっていると言われています。ネットショップでも、商品をカゴに入れたまま購入手続きを完了せずに離脱してしまう「カゴ落ち」の原因に、操作のステップが多いことやアカウント登録の煩雑さが挙げられていますので、EFOは売り上げUPのために必須で対応しなくてはいけない項目の一つです。

    【顧客を逃さない!】カゴ落ち対策 – 気になる!EC

    入力フォーム離脱原因チェック項目15

    入力フォーム最適化のためには、多くのことに気を付けなければいけません。今回は15個、EFO改善ポイントを挙げてみました。画像付きで説明しているので、ご自身のショップの入力フォームに当てはまる項目が無いかチェックしてみてくださいね。

    01最低限の入力項目

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧① 最低限の入力項目

    フォームで離脱してしまう一番の原因が「入力項目が多すぎる」ことです。フォームの入力項目を見ただけでユーザーがうんざりして離脱してしまわないように、入力項目は必要最低限にとどめるようにしましょう。

    02記入例の提示

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧② 記入例の提示

    フォームに必要事項を入力する際に、どのように入力すればよいか迷ってしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。ユーザーは入力方法が分からなくなってしまったり記入方法に迷った際に面倒くさくなって入力を投げ出してしまう可能性があります。電話番号のハイフンや住所の区切りなど、表記に揺らぎが発生しそうな場合には、記入例を設けておきましょう。ただし、記入例を入力欄外に記載すると全体のボリュームが多く見えてしまい離脱になる可能性があるほか、入力欄の下に記入例や注意事項を記入してしまうと入力後に間違いに気づいてしまうという可能性もあります。

    なので、入力欄に直接例を記載しておける「プレースホルダー」を利用することが望ましいでしょう。

    03文字サイズやフォームサイズが適切かの確認

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧③ 文字サイズやフォームサイズが適切かの確認

    入力フォームをコンパクトにするために、文字サイズを小さくしすぎていませんか?また、入力欄事態もサイズが適切でないと、誤操作の原因となり離脱に繋がってしまいます。
    一般的にはフォームに適切な文字サイズは14pt以上と言われていますが、商品のターゲット層によっては14ptでも読みづらい可能性もあるので、年配の方が入力する可能性が高い場合には大きめの文字サイズを使用しましょう。

    また、若者向けの商品ラインナップの場合も、10代の消費者はクレジットカードを所有していないことも多く、親御さんが入力をする可能性もあります。できれば、どなたでも読みやすい文字サイズを使用するのが安心ではないでしょうか。

    若者世代に需要UP?後払い決済 – 気になる!EC

    04入力フォームまでの導線の最適化

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧④ 入力フォームまでの導線の最適化

    入力フォームにたどり着くまでに時間がかかったり、見つけられないと元も子もありません。モール出品の場合やEC専用サイトの場合は問題無いかと思いますが、ランディングページ等の特設ページの場合、注文フォームが見つかりづらくなっていないか今一度確認してみましょう。

    ランディングページの中に直接フォームを埋め込むことができるツールも多数存在するので、検討してみてはいかがでしょうか。

    05メール・パスワード二回入力の廃止

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧⑤ メール・パスワード二回入力の廃止

    メールアドレスやパスワードなどを入力する際、間違い防止のために2回入力を求められる場合があります。しかし実際にはコピー&ペーストや入力アシストで入力している方もいるため間違い防止としての役割はそこまで見込めなくなってきています。
    メールアドレスやパスワードは英数字や記号が含まれ不慣れな人の場合入力に時間がかかってしまいますので、できれば一度の入力で済ませられるようにしましょう。また、その際にパスワードを打ち間違えたまま進んでしまわないように、入力内容は表示・非表示を切り替えできるようにしておくとよいでしょう。

    06郵便番号による住所の自動入力

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧⑥ 郵便番号による住所の自動入力

    入力項目の中でも住所は長い場合が多く面倒くささを感じてしまいやすいポイントです。ただ、住所はECに必須の項目ですから、できるだけ楽に入力ができるように郵便番号での自動入力ができるようにしておきましょう。

    07リアルタイムでのチェック機能

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧⑦ リアルタイムでのチェック機能

    すべての入力が終わって送信ボタンを推した後に、入力ミスがあることを指摘されてまた一からやり直し…という経験がある方は多いのではないでしょうか。このようにユーザーに不快な思いをさせないために、入力ミスがある場合は、リアルタイムで間違いが表示されるようにしておきましょう。
    また、何が間違っているのかわからない・エラーの原因がわからないというのも離脱の大きな原因となりますので、できるだけ簡潔かつ詳細にエラー内容を表示するようにしましょう。

    08利用規約等のスクロールに注意

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧⑧ 利用規約等のスクロールに注意

    利用規約等は多くのサイトやネットショップで必読になっているかと思います。しかし、こちらも長い文章を最後までスクロールする必要があったり、別ページに遷移してしまったりするとユーザーの購買意欲が無くなってしまう可能性があります。同一ページのテキストボックス内でのスクロールや、ポップアップ表示など、フォーム入力を邪魔しないような表示にしておきましょう。

    09スマートフォンの場合1カラムや1問1ページ形式を推奨

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧09 スマートフォンの場合1カラムや1問1ページ形式を推奨

    スマートフォンで操作する際、PCと同じフォームの構成だと、フォームが小さすぎて見えずらかったり、スライドして確認しなくてはならず、かなり操作が手間になります。スマートフォン等のモバイルデバイス用のデザインを用意して、どの端末からでも快適にフォーム入力が出来るようにしておきましょう。

    おすすめは、説明文も入力フォームも横いっぱいに幅を使った1カラム構成か、小さい画面でも見やすいように1問1ページで次に進んでいく構成です。

    10複数ページ使用するフォームの場合は特に表示スピードにも注意

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧10 複数ページ使用するフォームの場合は特に表示スピードにも注意

    設問ごとにページが切り替わる使用を採用する場合は、ページの表示速度に特に注意が必要です。ロード時間が長すぎると、待っている間にユーザーが離脱してしまう可能性があります。WEBページのロード時間は3秒以降どんどん離脱率が増えるという統計も出ていますが、フォーム入力の場合はさらに何度も読み込みをする必要があるので、ページ内容やサーバー速度など、ページが重たくなってしまっていないかの確認は重要です。

    11キーボードの自動切換え

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧11 キーボードの自動切換え

    スマートフォンでのフォーム入力の際、名前は仮名入力、メールアドレスは英数字、電話番号は数字のみ等、項目によってキーボードを使い分ける必要があります。
    スマートフォンの場合はフォームの種類をあらかじめ入力フォームに組み込んでおくことによって自動でキーボードを切り替えて表示させる事が出来るので、ユーザーの負担を減らすことが可能です。ただし、OSによってはキーボード切り替えが作用しないこともあります。

    12郵便番号による住所の自動入力

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧12 郵便番号による住所の自動入力

    入力項目は必要最低限の項目に絞ることが重要ですが、メルマガ配信の希望等、マーケティングのために任意で追加したい項目がある場合もありますよね。そのような場合は、最低限の入力のみで済ませたいユーザーの邪魔をしないよう、必須項目・任意項目が一目で分かるような工夫が必要です。
    「※」等で必須項目を表示しているサイトも多くありますが、フォーム入力になれていないユーザーにとってはなんのことだかわからない可能性もありますので注意しましょう。

    13他ページに遷移するリンクを排除

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧13 他ページに遷移するリンクを排除

    フォームを独立したページとして用意する場合、フォーム以外のリンクやバナーがページ内にあるとそちらにユーザーが離脱してしまう可能性があります。また、スマートフォンの場合は誤タップの原因にもなりますので、フォーム入力画面では必要のないリンクを設置しないようにしましょう。

    14進捗のナビゲーションを用意する

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧14 進捗のナビゲーションを用意する

    フォーム入力が複数ページにわたる場合、ユーザーが今どのくらい入力を完了しているのかわかるようなナビゲーションを設置すると、ゴールが見えるため離脱する可能性が低くなります。

    15よりユーザーになじみ深いフォーマットを用意する

    入力フォーム離脱原因チェック項目一覧15 よりユーザーになじみ深いフォーマットを用意する

    フォームの形式は必ずしも入力ボックスのようなタイプだけとは限りません。最近では、チャットボット内で情報入力から決済まで完了出来たり、LINEのトーク画面上で商品購入を行えるサービスなどがあります。利用ユーザーが使い慣れた形式でフォームを提供することで、スムーズに入力ができ、離脱を防げるかもしれません。
    ユーザーが使いやすいものを選択できるよう、複数の窓口を用意しておくことも今後重要となってくるのではないでしょうか。

    おすすめのEFO対策ツール3選

    入力フォームの最適化のためには、様々な要件に注意してフォームを作成する必要があることがわかりました。しかし、入力フォームの作成やカスタマイズには専門知識が不可欠なので、ご自身や社内でフォーム改善に手をつけるのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

    そこで、今回はEFO改善のために簡単に導入できるツールを3つご紹介させていただきます。それぞれタイプの異なるツールをご紹介いたしますので、ここまでで、「もしかしたら自分のショップはフォームで顧客を離脱させてしまっているかも…」と感じた方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

    01Navicast Form Assist

    設定→分析まで全てプロにお任せ !シェア率No.1の丸投げEFO Navicast Form Assist(ナビキャスト・フォームアシスト)

    Navicast Form Assist(ナビキャスト・フォームアシスト)は業界シェア7年連続No1のフォーム改善サポートツールです。フォームは個人情報等を入力する場所なので、セキュリティ面でしっかりしたものを選びたいところですが、こちらの Navicast Form Assistは大手カード会社や銀行が採用している会社なので安心ですね。

    ツールを提供して丸投げではなく、40種類以上のフォームパーツからサポート担当が課題に合わせてカスタマイズを行ってくれるそうです。

    02EFOcats

    EFOcats | ワンタグを入れるだけで、既存のフォームが1画面1項目に。究極のEFOツール「EFOcats」

    EFOcatsは、先ほどスマートフォン向きのフォーム構成としておすすめしていた、1画面1項目のフォーム作成が可能なEFOツールです。
    タグ一つで簡単に設置が可能で、入力支援、離脱防止機能を完備しているのはもちろんのこと、分析機能も充実していて離脱防止の改善を行えるのが嬉しいポイントです。

    さらに、スタイリッシュなフォームデザインは2019年のグッドデザイン賞も受賞しており、デザインにこだわりのある方にもおすすめできるツールと言えます。

    03BOTCHAN(ボッチャン) EFO

    BOTCHAN EFO|自社で設置運用のサブスク型 | BX(ブランド体験)プラットフォーム BOTCHAN(ボッチャン)

    こちらはなんと導入後平均平均130%CVRの改善に成功している、チャットボット型のEFOツールです。チャットボットは事前のシナリオ作成に時間がかかりそう…と思っている方も多いと思いますが、こちらのBOTCHAN EFOはAIが自動でチャットを生成してくれます。
    チャット形式のフォームなので入力負担が軽減し、EFO改善に高い効果が期待できるのではないでしょうか。

    進化し続ける「フォーム」事情

    いかがでしたか?今後さらにAI技術等が進化し、従来型ではないチャットボットやSNSによるフォーム入力が主流になってくる可能性もあります。ただし、ショップのターゲット層によっては新しい形式や流行のデザインが逆効果になってしまう場合もありますので、ご自身のショップに合ったEFOを探していく必要があるのではないでしょうか。

    以上、「【完全版】離脱を防ぐEFO対策【カゴ落ち対策】」でした。最後までお読みいただきありがとうございます。

  • 弊社が運営するネットショップ運営サポートサービス『UEC』では、商品の買付~発送までをすべて代行するサービスを行っております。
    無料のマンツーマンオンライン説明会を毎日開催しております。サービスに関する説明だけではなく、昨今のEC市場を一対一で聞けるチャンスとなっていりますので、ネットショップ運営にご興味のあるかたは下記リンクから是非ご予約いただければと思います。

    詳しくはコチラ

    【お知らせ】

    EC事業に関するサービス・サイトを運営していく中で蓄積されたプロ目線の最新情報や、今後のEC業界について、今参入するべきECモールなど、2021年の最新ネットショップ事情を一冊のデジタルブックにまとめ、無料でプレゼントしております!

    新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、EC業界はほとんど打撃を受けずに、右肩上がりの成長を続けています。そんなEC業界に参入したい方はもちろん、副業をお探しの方、起業・開業を目指している方向けに、EC業界のイマ、そして今注目のインポート販売、急成長中のショッピングモールなどの情報を一冊のデジタルブックにまとめました。 無料ですぐにダウンロードが可能です。ぜひEC業界に興味を持っていただければと思います。 また、資料をダウンロードして頂いた方限定で、ECショップを始める際にお得に物流サービスをご利用いただけるクーポンも掲載しております。この機会にぜひご利用くださいませ。

    ECのイマがまるごとわかる!デジタルブック無料配布中!

    ECのイマがまるごとわかる!デジタルブックプレゼント!

    簡単ネットショップ運営のUEコンシェルジュ 買付から発送まですべておまかせ 好きな時間・好きな場所で今大人気のネットショップ運営を開始できます!
    経験・知識豊富なスタッフがサポートいたしますので未経験でも問題ありません
    ネットショップ運営にありがちな在庫・赤字のリスクや発送の手間を全て解消致します!

    詳しくはコチラ!