Z世代が注目「ソーシャルコマース」とは?
こんにちは、気になる!ECです。
みなさんはECショップの運営で、SNSをうまく活用出来ているでしょうか?SNSを使いこなして集客ができている方もいれば、なんとなくアカウントは持っているけどうまく運営できている自信はないという方、また、何から手をつけていいのかわからずスタート出来ていない方など様々かと思います。
SNSでの発信は、実店舗における看板やチラシ配りと同じように、ECにとってとても重要なポジションを占めています。特にECでの購買が盛んなZ世代(年代区分には諸説ありますが、1997年生まれ以降の世代を指すことが多いとされています)は『SNSネイティブ』とも呼ばれており、テレビCMや雑誌等で得た情報よりも、SNSでフォローしているインフルエンサーに影響を受けて購買活動を行う事が多い様です。
そして昨今では、SNSで商品情報やブランドイメージを発信するだけでなく、直接商品を販売することもできるようになってきました。今回は現代のECにおけるSNSでのマーケティングに焦点をあてて、詳しく見ていきましょう。
目次
ECにおけるSNSの重要性
01 – Z世代のEC利用率
2021年6月に株式会社TAMが発表した調査結果によると、1年以内にECで商品を購入したZ世代は全体の約75%に上りました。調査時点で24歳以下の、学生も含む比較的若い年齢層にもかかわらず大多数がECサイトを利用していることがわかるかと思います。
また、前述のとおりZ世代はSNSネイティブ世代とも呼ばれ、学生時代からスマートフォンを持ち、SNSに慣れていることが特徴です。先ほどの調査によると、半年以内にECで買い物をした人の中で、SNS経由で商品を購入したZ世代は39%。ミレニアル世代とX世代の平均の倍近くSNSからの流入で商品を購入していることがわかりました。
今後Z世代はECでの消費活動の核となることが予想され、さらにSNSの投稿等から直接購入につながる可能性も高い為、SNSによるマーケティングに力を入れる事が今後のECショップにとって大事になってくることが予想されます。
02 – SNSのショッピング機能の強化
若い世代を中心にSNSからの商品購入が盛んにおこなわれていることを受け、SNS内で商品の購入ができるショッピング機能のリリースが続々と始まっています。今回はInstagram・TikTok・YouTubeの事例をご紹介します。
Instagramでは、日本で2018年からショッピング機能が導入されました。この機能では、投稿に商品をタグ付けすることによって販売ページへ移動することができるようになっています。こうすることで、ユーザーがInstagramから離れることなく商品を購入することが可能となりました。
ユーザーの離脱を防ぐことで、購入の気持ちが薄れてしまう前に購入のアクションを起こしてもらうことが可能です。
また、一見通常の投稿と同じように見える為、ユーザーに不快感を与えづらく、カタログのように楽しんでもらえるのもメリットと言えるでしょう。
2020年12月のアライドアーキテクツの調べによると、すでにInstagramユーザーの三割がショッピング機能を利用したことがあると回答しており、Instagramユーザーとショッピング機能の親和性の高さがうかがえます。
TikTokでも、アプリ内での商品購入が検証されています。こちらは、2020年時点で世界の約4億5700万人が使用しているという「Shopify(ショッピファイ)」を利用したEコマース導入をテスト中で、米国・英国から試験導入が開始されています。
日本では0代~20代前半のZ世代ユーザーが多いSNSであるTikTokは、ECとの親和性が高いことが予想されるので、日本国内での利用開始が注目されることとなるでしょう。
全世界で毎月15億人もの人がアクセスするYouTubeでも、ライブストリームの動画から直接商品を購入できるようにするテストを開始しています。最近では、コロナ禍での外出自粛の影響もあり、動画内で商品を解説して販売する「ライブコマース」が人気となっているため、EC関係者はこちらも今後の動向に注目しておきたいところです。
ソーシャルコマースについて
ここまでご紹介したように、現在様々なSNSで、商品を購入することができる機能が実装されています。このように、SNSの投稿やコンテンツから直接商品を購入することができる販売方法を『ソーシャルコマース』と呼びます。
SNS上からシームレスに商品購入を促すことが出来るだけでなく、SNSの特性上、顧客とのコミュニケーションや、細やかな情報提供、ブランドへの囲い込みを行いながら販売することが可能なため、SNSネイティブ世代の顧客を中心に注目されている販売方法となっています。
01 – ソーシャルコマースのメリット
SNSを利用したソーシャルコマースにおいて、顧客とのコミュニケーションやブランドイメージの構築は大きなメリットです。しかしソーシャルコマースのメリットはそれだけではなく、SNS上で商品を販売するため、自社ECサイトを作成したり、モールに出品したりする費用や時間・専門知識が不要です。特に予算や人員が制限されがちなD2Cブランドにとって、ブランディングと手軽な出店の両方を兼ね備えた市場はとても価値のあるものなのではないでしょうか。
02 – ソーシャルコマースのデメリット
ソーシャルコマースは手軽である反面、次々に新しい情報が投稿されるSNS上では、写真・動画のクオリティを保ちながら、定期的に更新を行わないとすぐに他の情報に埋もれてしまいます。また、フォロワーの獲得等は時間がかかる事が多い為、長期的な視点で取り組む必要があると言えます。
急拡大するソーシャルコマース市場
いかがでしたか?各SNSが本格的にソーシャルコマースの導入に力を入れ始め、Z世代が消費の中心を担うようになり、SNS上での商品購入はどんどん一般化するのではないかと予想されます。
特に、口コミやブランディングが重要となるアパレル・ビューティージャンルではソーシャルコマースが主流となって行く可能性もあるのではないでしょうか。
SNSでの投稿・発信を行っているEC事業者の方は、ぜひもう一歩進んでSNSでの商品販売もおこなってみてはいかがでしょうか。
以上、「Z世代が注目「ソーシャルコマース」とは?」でした。最後までお読みいただきありがとうございます。
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