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コロナ禍で需要急増!約半数が利用する「置き配」とは?


こんにちは、気になる!ECです。
昨今はECサイトの普及が進み、様々なものがECサイトで購入できるようになりました。ネットショッピングは便利な反面、自宅にいる時間が少なくなかなかタイミングよく荷物を受け取れないという方も多いのではないでしょうか?このように、配達の時間に在宅できない方や、最近では新型コロナウイルスの影響で人との対面を避けたいという動きもあり、「置き配」や「宅配ボックス」への関心が高まっています。

今回は「置き配」のメリットやデメリット、宅配ボックスの導入についてなどをご紹介いたしますので、宅配便の受け取りでお困りの方はぜひご覧ください。

コロナ禍での置き配需要増加

株式会社ナスタがネットショッピング利用者1,000人を対象に行った調査によると、2021年の置き配の利用率は2019年の26.8%から20.4ポイント増加し、47.2%となり、ネットショッピング利用者の約半数が置き配を利用していることがわかりました。

コロナ禍での外出自粛の傾向もあり、ネットショッピング利用者が増え、不在による再配達も運送会社の負担となっていたことから、大手ネットショップモールや運送会社が置き配のシステムの導入を開始したことが大きな要因と考えられます。また、受け取りの際の非対面需要も高まったことから、配達員と顔を合わせずに荷物の受け取りが可能な置き配が支持されているという背景もあります。

各運送会社の置き配対応状況

置き配対応 サービス
ヤマト運輸 wCircle 配達直前まで配達方法を変更できる『EASY』
佐川急便 circre 指定場所配送サービス / 店舗等への非対面・非接触配達
日本郵便 triangle 事前に依頼書の提出をすることで置き配可能
(専用置き配バッグ「OKIPPA」使用の場合は提出不要)
  • ヤマト運輸
  • ヤマト運輸では、配達完了直前まで受け取り方法の変更が可能なサービス『EASY』を導入しています。対面での受け取りはもちろん、玄関ドア前や宅配ボックスなど、8種類の受け取り方法が指定できます。受け取り方法の変更が可能なので、『雨が降ってきたので玄関前ではなく物置に』『急な外出予定が出来たので対面受け取りから宅配ボックスに』など柔軟な対応が可能。宅配便受け取りに関するストレスが軽減できます。

    EAZY | ヤマト運輸

  • 佐川急便
  • 佐川急便では、個人宅への配達の際に配達場所があらかじめ指定可能な指定場所配送サービスを2020年5月から導入しています。また、2021年7月からは個人宅以外の店舗・事業所等への非対面・非接触配達サービスも行っており、こちらはあらかじめ専用の二次元コードを作成し、配達の際には配達員がバーコードを読み込むことで配達完了手続きを行います。

  • 日本郵便
  • 日本郵便は、あらかじめ「指定場所配達に関する依頼書」を配達郵便局に提出した場合のみ置き配が可能です。また、書留郵便物等一部の配達物は、据え置きの宅配ボックスなどのセキュリティが確保された配送方法以外では利用できません。

    ただし、日本郵便が推奨する置き配バッグ『OKIPPA』を使用する場合のみ書類の提出不要で置き配が可能です。
    こちらは、玄関前に設置するタイプの置き配バッグで、コンパクトに折りたたんでドアノブにかけておく事ができ、容量は2リットルのペットボトル約18本分。専用のアプリとの連携で配達完了のタイミングもわかります。工事や取り付けの際の穴あけ加工等も不要なので、集合住宅でも簡単に設置することが可能です。

    OKIPPAは日本郵便以外にヤマト運輸、佐川急便、Amazonデリバリープロバイダ、楽天エクスプレスでの配達にも対応しており、配達員の負担軽減の観点からも注目を集めています。

    OKIPPA(オキッパ)|郵便局のネットショップ

    置き配のメリット・デメリット

    01置き配のメリット

  • 不在時や手が離せない際の受け取りが可能
  • 置き配を利用する一番のメリットは、宅配便の受け取りが難しいタイミングでも荷物を受け取り出来ることです。昼間に仕事で不在にしている事が多い方などは、配達のたびに再配達の依頼をすることをストレスに感じている方も多いのではないでしょうか。また、小さなお子様がいる家庭や、在宅ワーク中などで、自宅にいても手が離せずに荷物を受け取ることができなかった経験のある方にも置き配はおすすめの配達方法です。

    直接受け取りができなくても後日の再配達ではなく当日荷物が受け取れることもあり、早く商品が手元に欲しい方からも置き配の需要は高まっています。

  • 感染症対策や一人暮らしの女性等対面が不安な方も安心
  • 昨今では新型コロナウイルスの影響もあり、配達時も非対面での対応が求められるようになりました。また、女性の一人暮らしなど、自分一人の時に玄関のドアを開けるのが不安な方からも置き配が支持されています。

  • 配達員の負担軽減
  • 置き配は荷物を受け取る側だけでなく、配達員・運送会社の負担軽減にも深く関係しています。国土交通省の調査によると2021年4月の宅配便の再配達率は11.2%で、一割以上の荷物が2回以上持ち出し・配達されていることがわかっています。
    ネットショッピング市場の急速な拡大で運送会社の人手不足が叫ばれる中、置き配や宅配ボックスの利用で再配達率を下げることができれば、効率よく配達が行えるようになり、運送会社の労働環境が改善する見込みもあります。

    02置き配のデメリット

    便利で感染症対策の観点でも安心な置き配ですが、デメリットもいくつか存在します。メリット・デメリットを把握したうえで、商品の内容・金額等によって利用するかどうかを検討する必要がありそうです。

  • 盗難のリスク
  • まず第一にデメリットとして挙げられるのは、荷物の盗難のリスクです。置き配の場合は宅配ボックスと異なり、玄関前や施錠されていない物置などに商品を配達する事になる為、防犯面では安心とは言いづらいのが正直なところです。
    価格の高い商品や、大事な荷物の場合は対面受け取りや施錠可能な宅配ボックスを利用したり、出来るだけ外から見えずらい場所を指定して配達してもらうなどの工夫が必要になります。

  • 誤配のリスク
  • 通常の宅配便の場合は、万が一他人の荷物が配達された場合その場で気づく事ができますが、置き配の場合は誤配されていることが発覚するのに時間がかかってしまったり、他人の荷物を誤って開封してしまったりといったリスクが考えられます。

  • 住所など個人情報漏洩のリスク
  • 配達物には住所・名前・電話番号などの個人情報の記載された伝票が貼られていますので、外に荷物を放置することが個人上漏洩に繋がってしまうリスクも考えられます。気になる方は盗難の防止と同様に、物置の中などの外から目に付きずらい場所に配達をお願いしたり、置き配バッグなどを利用して伝票などが見えないようにするなどの対策をしておきましょう。

    「置き配」か「宅配ボックス」か

    不在時にも非対面で荷物を受け取る事ができ、便利な置き配ですが、やはりセキュリティ面などで不安に感じる方も多いのが現状です。そこで現在導入が進んでいるのが宅配ボックスです。最近では宅配ボックスを完備した集合住宅も増えてきており、部屋探しの条件に宅配ボックスを挙げる方も少なくありません。

    最近では一戸建てにお住まいの方でも簡単に設置ができる宅配ボックスなどが多数販売されています。
    布製やプラスティック製のリーズナブルなものから、安全性が高くしっかりと固定できる素材のものまで様々な種類のものがあるので、ネットショッピングの利用頻度が高い方や、置き配はどうしても不安という方は、宅配ボックスの導入も検討してみては如何でしょうか?

    非対面受け取りを利用してネットショッピングがさらに便利に

    いかがでしたか?置き配や宅配ボックスなどを利用して非対面での受け取りが可能になることで、時間等を気にせずに商品の受け取りができ、さらに便利にネットショッピングが出来るようになるのではないでしょうか。
    ただし、置き配の場合はセキュリティ面での不安等があるので、購入商品の価格等で置き配を利用するかどうか判断することも大切です。
    以上、「コロナ禍で需要急増!約半数が利用する「置き配」とは?」でした。最後までお読みいただきありがとうございます。

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