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なぜアプリを使うの?ショッピングアプリが求められる理由


こんにちは、気になる!ECです。
インターネットで買い物をしようと思った時、みなさんはどこから購入しますか?PCやスマホのブラウザでお気に入りのショッピングモールから購入する方もいれば、Googleなどで商品名を検索して、複数サイトを見比べて買う方など、現在では様々なネットショッピングの方法があるかと思います。今回はたくさんの購入方法の中でも、「ショッピングアプリ」を利用したショッピングについてです。皆さんの中にも、楽天市場やAmazonなどのモール系アプリや、お気に入りのブランドの公式アプリなどがインストールされている方は多いのではないでしょうか?反対に、「なんでブラウザで購入できるのにわざわざアプリをインストールするの?」という方もいらっしゃるかもしれません。
アプリでのネットショッピングの魅力やメリット、ECサイトとの住み分けなどをご紹介いたしますので、今までショッピングアプリを利用したことがなかった方も、ぜひ参考にしていただければと思います。

そもそもショッピングアプリとは?

スマートフォンアプリの説明

ここでご紹介するアプリとは、iPhoneやiPad、android端末などのスマートフォン / タブレットで使用できるスマートフォンアプリのことを指します。アプリは、メールアプリやSNSアプリ、カメラアプリ、ゲームアプリなど、特定の目的の為に作られた専用のソフトウェアのことです。特定の目的や情報に素早くアクセス出来るアプリケーションはとても便利で魅力的な存在ですよね。
そんなアプリの中でもショッピングアプリとは、インターネットショッピング、もしくは実店舗でのお買い物で使える機能や情報などが詰まった携帯端末用のソフトウェアです。
先述の通り、Amazon・楽天、もしくはメルカリ・ヤフオク!・BASE等の様々なショップや出品者の商品が閲覧できるモール系のショッピングアプリと、ユニクロ・無印良品など、ブランド公式のアプリが存在します。

01ショッピングアプリの利用率

アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」の調査によると、2018年時点でショッピングアプリの平均所持数が3.3個でした。さらに、Liftoff Mobile 株式会社によると新型コロナウイルスの影響による巣ごもり需要で、2020年一月以降に世界でショッピングアプリの使用に費やされた時間は49%も増加したとの調査結果も出ています。
Google Playでは、Amazonショッピングアプリは約5億回ダウンロードされており、ショッピングアプリの市場規模がお分かりいただけるかと思います。

02ファッション系通販アプリではユニクロが独走

株式会社スパコロの『ファストファッションアプリ利用について調査』によると、「ユニクロ」「GU」「しまむら」「H&M」「GAP」「ZARA」の6ブランドの公式アプリを調査したところ、ユニクロが利用率30.8%でトップ、2位はGUの29.4%でした。さらに、ユニクロのアプリ利用者の一年以内の購入率は51.4%で、GUが29.4%、次いでしまむらが24.2%という結果。アプリの利用率だけではなく、過半数の方が1年以内に商品を購入していることも踏まえ、ユニクロがファッション系アプリではトップを独走している状態となりました。

03なぜユニクロ公式アプリが強いのか

ユニクロは国内で813店舗・海外を含めると2,000店舗以上(2020年8月期時点)の店舗を構える大型チェーンファストファッションストアです。ユニクロのECストア・アプリが売上を伸ばす要因として、まず第一にこの店舗網を利用した「オンラインで購入・店舗で受け取り」等の柔軟な受け取り方法が上げられるでしょう。
また、毎週セール価格商品が入れ替わり、通知でお知らせしてくれるのも大きなメリットです。他にも店舗では取り扱いの無いEC限定のサイズ展開や、店舗・ECでの購入金額に応じてサイコロを振って手に入れるエンターテイメント性のあるクーポンなどもポイントです。
オンライン・オフラインどちらでも便利なほうで好きな時に買い物ができるOMOの概念をうまく取り入れた良い例がユニクロなのです。

なぜサイトがあるのにアプリを使用するのか

それでは、ECサイトでもスマートフォンやパソコンから買い物ができるのに、なぜわざわざアプリをインストールして買い物をするのでしょうか?また、なぜ企業はECサイトだけでなく、予算をかけてアプリを制作するのでしょうか。
ショッピングアプリを利用するメリットと、ブラウザのECサイトとの住み分けについて詳しくご紹介します。

01ショッピングアプリを利用するメリット

  • 使いやすく豊富な機能
  • アプリの一番のメリットは、なんといっても使いたい機能に素早くアクセスし、会員サービスなどの情報を利用、閲覧しやすいところです。特にブランド公式のアプリの場合、実店舗でアプリを提示することにより、顧客管理の一本化が簡単になります。ユーザー側がポイントや購入履歴閲覧等の恩恵を受けやすくなるのはもちろんのこと、販売側のマーケティングにおいても非常に重要です。

    Amazon・楽天・ZOZOTOWN等では、姉妹サイトやサービスとも簡単に横断が可能なので、クロスセル・アップセルの効果も期待できます。

  • プッシュ通知による宣伝効果
  • 既存のECサイトの会員登録はほとんどがメールアドレスでの登録、メルマガなどでの情報配信でした。しかしスマートフォンをメインで利用している方の中には、メールアプリはあまり開いていないという方も多いのではないでしょうか。MMD研究所の調査によると、2018年時点で実際にスマートフォンでのメールの利用頻度は低下傾向にあり、なんとLINEまでも徐々に使用されなくなっているそうです。
    その代わりに、Instagramを始めとしたSNSでのやり取りが主流になり始めています。
    つまり、アプリをインストール・登録してもらうことでメールやLINEに頼らない「プッシュ通知」を利用できるようになることは、大きなメリットとなりつつあるのです。

    02アプリはファンとの接触を増やすチャンス?

    ユーザーにとって多くのメリットがあるショッピングアプリですが、企業にとっても「ファンとの接触を増やす」大切なプラットホームです。プッシュ通知がくればタップするだけでアプリを開くことができる状況は、顧客をファン化・リピーター化に繋げたり、リピーターのエンゲージメント率をさらに向上させることが可能です。

    03サイトとアプリはどのように住み分けるのか

    それでは、すべてのECサイトがアプリのみに注力したほうが良いのでしょうか。それはもちろん間違いです。ECサイトにはECサイトの、アプリにはアプリの役割があるのです。
    まず、ECサイトは「新規顧客の流入源」として必要不可欠です。どんな商品を売っているのか、どのくらいの価格帯なのかわからないのに、いきなりアプリをインストールしてくれる人はなかなかいません。まずは、簡単にアクセス出来るECサイトに流入し「顧客」になってもらいます。

    そして、顧客になってくれた人の中から、リピーターやファンになってくれた方は、アプリのインストールを検討してくれるでしょう。アプリをインストール・利用することで、獲得したファンを逃さないようなマーケティングが可能になります。なので、アプリは「獲得した顧客を長期的なファン・リピーターにする」ことが目的と言えます。

    ショッピングアプリで気を付ける点

    アプリのメリットや、ECサイトとアプリお互いの必要性についてお分かりいただけたでしょうか。それでは実際にショッピングアプリを導入する時にはどのような点に気をつければいいのでしょうか。

    01インストールして終わりにさせない工夫が必須

    前述の通り、アプリはユーザーとの接触回数を増やすコミュニケーションツールとも言えます。なので、アプリをインストールさせて終わりではなく、ユーザーを飽きさせない工夫が必須となります。
    アップル製品向けのアプリストアであるApp Storeには210万本ものアプリ(2017年時点)があり、多くの競合が存在するのが現状です。スマートフォンは利用できる容量が限られていることもあり、不必要だと判断されたアプリはすぐにアンインストールされてしまう傾向があります。
    セール情報やアプリ会員限定のクーポンなどで利用者をつなぎとめる施策が必要です。

    02適度な量の通知を考える

    アプリを制作して放置するのは良くありませんが、プッシュ通知などをユーザーに送りすぎることでわずらわしさを感じさせてしまう可能性もあります。フラー株式会社のアプリ分析サービス「App Ape」が発表した「モバイルマーケット白書 2020」によると日本人のアプリの平均所有個数はなんと100個以上。そのすべてから大量のプッシュ通知が届いたとしたら迷惑に感じるのではないでしょうか。適度な頻度の通知を設定したり、不要な情報の通知をオフに出来る機能を実装するなどの工夫が大切です。

    EC市場と一人一人のユーザーをつなぐショッピングアプリ

    いかがでしたか?昨今のEC市場において、アプリの利用はどんどん重要なものとなっています。特に、インターネット上でおろそかになりがちな顧客とのコミュニケーションやファン・リピーターの獲得を増やしていきたいと考えるのであれば、アプリ導入は必須と言っても過言ではありません。
    メールからLINE・SNSへコミュニケーションツールが移り変わるように、インターネットショッピングの場所もブラウザからアプリへと広がっています。メリット・デメリットを理解してうまくアプリを使用したマーケティングをしていきましょう。

    以上、「なぜアプリを使うの?ショッピングアプリが求められる理由」でした。最後までお読みいただきありがとうございます。

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