オリジナル商品を作るなら【OEM・ODM】について知っておきたい!
こんにちは、気になる!ECです。
みなさん、「OEM」や「ODM」といった言葉をご存じですか?ネットショップでオリジナル商品を販売している方は、聞きなじみのある言葉かもしれません。
これからオリジナル商品を製造・販売したいという方も、「商品案はあるけれど製造技術がない」「製造する設備代やや人件費を削減したい」とお考えの方には今回の内容は必見となっております。
それでは、「OEM」「ODM」の意味や違い、メリット・デメリットをわかりやすくまとめてみましたので、ぜひご覧ください!
目次
「OEM」と「ODM」
「OEM」「ODM」とは、商品の設計・製造・販売に関する言葉です。どちらも製造を他社に委託して、自分のブランドとして販売することを意味しますが、発案から設計、製造のどの部分を自社が担うかによって呼ばれ方が異なります。
01 – 「OEM」とは?
OEMは「Original Equipment Manufacturing」の頭文字を取った用語です。商品の企画・設計・開発等は自社で行い、OEMの受託企業・工場では生産・製造のみを行います。
02 – 「ODM」とは?
ODMは「Original Design Manufacturing」の頭文字を取った用語です。ODMでは製造のみを受託企業で行っていますが、ODMの場合は企画・立案の実を自社で行い、受託側のODM企業が設計・開発・製造を行います。
02 – 「OEM」と「ODM」の違い
このように、商品の設計・開発部分を自社で行うかどうかがOEMとODMの大きな違いです。
メリット・デメリット
OEMとODMは良く似ているように感じますが、費用面や技術面などでそれぞれメリット・デメリットが存在しますので、しっかり把握しておきましょう。
「OEM」のメリット
開発や設計等は自社で行い、製造のみをOEM会社に依頼するため、製造コストを安く抑えることが可能です。もちろん、設備投資や人件費なども含まれているため、自社での用意は必要ありません。
自社で企画開発をすべて行うため、商品のオリジナリティを出したり、品質管理をすることが容易になります。他社とは異なる完全オリジナル商品で勝負をするのに非常に向いていると言えます。
「OEM」のデメリット
商品の仕様書の作成や、製造方法の提供が必要となる為、企画開発や製造のノウハウを持っていない場合は難しいでしょう。
OEM会社に製造方法を渡して製造をお願いするため、開発技術や製造方法の盗用の可能性が0ではありません。
「ODM」のメリット
委託先のODM会社で開発・生産を行ってくれるため、商品の発案・企画のみでも生産が可能なのがODMです。オリジナル商品の具体的なイメージはあるけど商品開発をしたことが無いから…という方にはピッタリではないでしょうか。
商品企画はあるが、開発に回せるほどの人手が足りない時にも、ODMの場合は丸投げで製造が可能です。
「ODM」のデメリット
開発方法は基本的に委託先任せになるので、細かい仕様の注文や、修正が難しいのがデメリットです。同じような商品がすでにある場合、同じ型を使用することもあり得るので、完全にオリジナルの商品を製造するのは難しい場合があります。
製造以外にも、開発や生産方法の確立に手間と人件費がかかるため、OEMで生産のみ依頼した時と比較して製造コストが高くなる傾向があります。
ECとODM
EC市場が発達し、個人でも簡単にネットショップをオープンすることが出来るようになったことで、OEM・ODMの需要は一気に高まりました。オリジナル商品を生産してライバルと差をつけたいが、生産する工場や技術が個人ではなかなか用意できないからです。
01 – amazonはODMの激戦区?
例えば、大型インターネットショッピングモールの「Amazon」の検索結果で、同じような商品でロゴだけ異なるものがたくさん並んでいることはないでしょうか。2017年の「NTTコム リサーチ」の調査によると、消費者はAmazonを利用するメリットとして約70%が豊富な品揃え、そして約半数の方が価格が安いという事を挙げています。
そこで、多くのAmazon出品者が、中国等の安価にODM製品が生産できる工場を見つけて価格競争をするので、AmazonのODM商品は薄利多売で競争率の激しい現場となっています。
02 – ネットショップでOEMをするメリット
このように、価格競争が激しく、薄利多売にもなってしまいやすいODMの現場ですが、ネットショップでODMで商品を製造・販売するメリットもあります。まずは、オリジナル商品を開発することで顧客のニーズに合った商品を作成できることです。ODMの会社の中には、ケースバイケースでOEM・ODMの両方を行っている場合もあります。工場等とつながりを持つことで、開発について学習し、オリジナリティあふれる商品を作っていく技術を身に着けることもできるかもしれません。
仕入れ販売で利益が出せるようになってきたので、自社製品の開発に取り組みたいという方はODMからチャレンジしてみるのもいいでしょう。
いかがでしたか?OEM・ODM等の製造委託を利用することで、自社工場等の設備がない場合や、開発の技術がない場合でもオリジナル商品を販売することが可能です。ユーザーのニーズに寄り添った商品を開発したい、アパレルでオリジナルブランドの商品を製造したいという方はぜひ参考にしていただければと思います。
以上、「オリジナル商品を作るなら【OEM・ODM】について知っておきたい!」でした。最後までお読みいただきありがとうございます。
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