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2021年上半期のヒット商品とEC市場

こんにちは、気になる!ECです。
早いもので今年もすでに6カ月が経過しましたね。今回は2021年上半期のヒット商品やECについてです。2021年前半は昨年に引き続き新型コロナウイルスの影響を大きく受けましたが、去年と変わらず売れたものや、今年に入って売れ始めたものはどのようなものがあるのでしょうか。

まずは、2021年のヒット商品についてみてみましょう。実は皆さんも知っているあの飲料が昨年と比べて売上2倍になるほどの人気となっていました!

2021年上半期はあの飲み物が伸び率No1!

株式会社インテージが全国約6,000店舗の小売店から収集した、「2021年、上半期売れたものランキング」を参考に、2021年のヒット商品やその傾向について調べてみました。

2021年、前年比で2倍も売上を伸ばしたのが「麦芽飲料」です。あまり聞きなじみの無い単語なので麦芽飲料っていったい何?と思う方も多いかもしれません。実はこれはネスレ社が1973年から製造・販売している粉末飲料「ミロ」のことなんです。
発売から50年近く経つロングセラー商品で、子供のころに飲んだことがある方も多いのではないでしょうか。
なぜ「ミロ」が改めて注目を集めているのでしょうか。
ミロはもともと多くの栄養素がバランスよく配合されており、成長期の子供に必要なビタミン類や鉄分などが簡単においしく摂れる人気商品でした。それが2020年の7月ごろ、女性の体に不足しがちな鉄分を摂取できることなどがSNSを中心に話題となり、大人の体作りにも効果的な飲み物として一時期品薄になるほどのブームになりました。

さらに、1973年から販売されていることもあり、子供のころにミロを飲んでいた親世代が、今子供と一緒にミロを飲むようになったことからさらに人気の急増に拍車をかけたようです。

実はいちばんすごい!?他ののみものとくらべてみよう | 麦芽飲料「ネスレ ミロ」

  • おうち時間による意識の変化
  • 2021年上半期のヒット商品第2位にはプロテインが入り、こちらも昨年と比べて1.6倍の売り上げとなっています。長引くステイホームの影響で健康面や体力面を心配して自宅でトレーニングを始めたり、ダイエットを始めたりといったユーザーが増えていることがうかがえます。

    昨年はマスクや除菌スプレーなどの衛生用品が上位にランクインしていましたが、今年のデータをみると、栄養食品やサプリもランクインしており、コロナウイルス感染拡大の長期化を見込み、根本的な体作りやおうち時間の過ごし方などに人々の関心がシフトしていることが分かりますね。

    13~15位までにビールや水産品などがランクインしていることからも、飲食店が営業を自粛する中、自宅でお酒を楽しんだり、少し贅沢な食事をしたりして楽しむ方が増えているようです。

    また、ヘアトリートメントなどは、おうち時間で今までできなかった自分自身のケアをゆっくり楽しみたいという女性や、美容室で長い時間を過ごすことに抵抗のある方が自宅で出来るケアに関心を持っていることがわかります。

  • 家族で楽しめるエンタメ系商品
  • 麦芽飲料やプロテインなどの健康食品に次いで、3位には玩具メーカー菓子の売り上げがアップしました。
    昨年10月に劇場版が公開され、公開から73日で観客動員数2404万人、興行収入324億円を達成し、日本での興行収入歴代一位に輝いた「鬼滅の刃」シリーズや、同じく週刊少年ジャンプで連載の「呪術廻戦」がコミックス売上4500万部を達成するなど、アニメ・漫画人気が高まっていることが大きな影響だと思われます。

    コロナ禍で満足にレジャーに繰り出すことが難しくなり、自宅で動画鑑賞や読書などを楽しむ方が増えたことも、大きな要因の一つなのではないでしょうか。
    また、自宅で家族で過ごす時間が増えたため、一緒にアニメを見ることで共通の話題が増えたという方も多いかもしれないですね。

  • 在宅ワークのお助け商品
  • 続いて6位・12位の「テーピング」「サポーター」ですが、こちらは在宅ワークで座りっぱなし・画面に向かいっぱなしで過ごすことが増えたことから、腰痛や腱鞘炎などの予防・対策から購入が増えたと予想されます。
    9位の「しわ取り剤」も長時間座りっぱなしの勤務で衣類のしわが気になる方や、出社の回数の減少からスーツ等をクリーニングに出す回数が減り、最低限のケアを自宅で行いたいという方が増えたのではないでしょうか。

    2021年上半期のEC市場

    それでは、EC市場について、2021年上半期はどのような成長を見せたのでしょうか。
    米Amazon.comは2021年第1四半期決算の段階で前年の同時期と比較し、約44%増と、好調なスタートを切りました。
    新型コロナウイルスの影響による巣ごもり効果で、ネットショップ全体は順調に売り上げを伸ばしています。この期間でネットショップの便利さを知ったユーザーが、リピーターとなる可能性も高く、アフターコロナでもさらに成長を続けることが予測されます。

  • 加速し続ける越境EC
  • 海外旅行の規制や、長引く自粛の影響もあり、2021年上半期は越境ECの成長が加速した時期でもありました。

    越境ECとは、国外とのネット通販を指し、近年個人でも簡単にネット上で海外製品を購入できるようになったためさらに注目を集めています。
    その土地の名産だけではなく、日本製の化粧品など高い品質の商品を買い求めたり、グローバルに活躍するアーティストの関連商品なども購入されます。
    最近では韓国の男性音楽グループ「BTS」が米ビルボードのシングルチャート「ビルボードホット100」で1位を記録し、なんと1537億円もの経済効果が見込まれるとのことです。

    2,500以上の国内ECサイトの海外販売をサポートしているBEENOSグループの調査によると、海外での日本製品人気はさらに高まっており、インバウンド需要が減る中でも、日本製品を買い求める動きは加速を続けています。

  • 徐々に移り変わる市場
  • 前述のとおり、コロナ禍前半では争奪戦となっていたマスクや除菌スプレーなどは充分な供給ができるようになり、2021年はおうち時間を楽しむアイテムや快適に在宅ワークをする為のグッズなどが人気を出し始めました。今後ワクチン接種なども開始することから、コロナ禍でも徐々に市場は移り変わっていくことが予想されます。
    今後もステイホームが長期化すれば健康器具・健康食品はさらに需要が高まる可能性が高いでしょう。

    いかがでしょうか。2021年上半期はご覧の通りEC業界にとっては幸先の良いスタートとなりました。しかし、移り変わる需要に対応できるかも、命運の分かれ目となるかもしれません。
    以上、「2021年上半期のヒット商品とEC市場」でした。最後までお読みいただきありがとうございます。

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