2021年EC総まとめ&2022年EC予想

こんにちは、気になる!ECです。 早いもので今年もあと3日となりました。みなさんは2021年どのような年になりましたか?イベントや旅行等の規制が徐々に緩和されてきたものの、まだまだ新型コロナウイルスの影響で、例年通りとはいかなかった方も多いかもしれません。 今回は、そんな2021年にEC市場がどのような動きをしたか、まとめて見ていきたいと思います。 また、2022年のEC市場予想もしていきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください! 目次2021年のEC市場振り返り01 – 引き続きのコロナ禍需要でEC市場は拡大02 – ライブコマースなどでアパレルのEC化率UP03 – まだまだ発展途上の食品EC04 – 注目されるSDGsへの意識「気になる!EC」2022年のEC市場予想01 – 配達方法の多様化でより便利に拡大02 – 国外渡航の制限継続で越境ECの需要大2021年もありがとうございました! 2021年のEC市場振り返り 01 – 引き続きのコロナ禍需要でEC市場は拡大 2021年も2020年に引き続き、新型コロナウイルスの影響で人混みへの外出やイベント参加、連休のレジャーなどが思い通りには楽しめない1年となってしまいましたが、EC市場に関しては外出自粛の影響により昨年同様需要が増加しました。 昨年同様とは言ったものの、大規模なロックダウンのようなものではなく、飲食店も休業ではなく時短要請にとどまったり、ショッピングモール等での買い物は可能だったりと、昨年より穏やかな規制がかかる中で、「ECと実店舗」を相互に、より便利に利用できるシステムが注目されました。 たとえば、ヨドバシカメラ・ユニクロ等の小売大手ではECでの購入物の店舗受け取りや、店舗でのピックアップサービス等、EC=宅配ではなく、ライフスタイルに合わせて様々な受け取り方法が出来るようになっています。 新型コロナウイルスの影響もあり、「テレワークの期間は終了したが、街中で長時間買い物をするのには抵抗がある」「商品は実物をみて確かめたいが不特定多数の人が触れた店頭商品ではなく、倉庫管理のECから購入したい」などの様々な需要とマッチし、今後はさらにEC・実店舗ともにマルチチャネル化が求められるのではないでしょうか。 ユニクロ|ユニクロ ORDER & PICK|公式オンラインストア(通販サイト) オンラインとオフラインの世界がつながる「OMO」 – 気になる!EC 02 – ライブコマースなどでアパレルのEC化率UP コロナ禍のEC市場でで成長したジャンルと言えば、アパレルジャンルが挙げられるでしょう。2020年の緊急事態宣言下で休業となったアパレル実店舗が「ライブコマース」等を用いた販売を開始したのは記憶に新しいのではないでしょうか。 アパレルをECで購入する際に付きまとう「サイズ」「質感」「着心地」「伸縮性」「色あい」などの様々な懸念点を実際のアパレルショップスタッフや、時にはインフルエンサー等が着用したり顧客からの質問にリアルタイムで答えたりすることで解消できるライブコマースは、若い世代を中心に大きな広がりを見せました。 2021年も、ライブコマースだけでなく店舗や販売員個人のInstagramへの投稿のように、「実際の人の声」を取り入れることでアパレルは着実にEC化を進めてきました。さらに、自分のサイズ情報を登録することでオンライン上で試着するようにサイズ感が確かめられるサービスを大手アパレルネットショップが続々と取り入れるなど、さらにネットでの洋服の購入が便利になることが期待されます。 Virtusize | バーチャサイズ 03 – まだまだ発展途上の食品EC 2021年のECの課題として「食品EC」の普及があります。日本では実店舗の食品販売小売店で不自由なく買い物できる地域が多く、わざわざ配送料を支払って通販するメリットが少ないうえに、特に食料品においては「生鮮食品の鮮度」「パッケージのキズや汚れ」などを気にする傾向があります。そのため、食品ECは2021年時点ではまだまだマイナーな市場となっています。 しかし、ヤマト運輸がクール便対応の宅配ボックスの実証試験を行うなど、食品ECが拡大するチャンスは徐々に増えてきています。日本のECの中で、いまだにブルーオーシャンともいえる食品ECの今後の動向に期待したいところです。 04 – 注目されるSDGsへの意識 2015年9月25日の国連総会で採択された持続可能な開発のための国際的な開発目標「SDGs」ですが、近年は各企業が関連する取り組みに注力していることもあり、2 … 続きを読む 2021年EC総まとめ&2022年EC予想